新型インフルエンザの中国南西地域における流行状況について
(新型インフルエンザ関連情報 NO.23)

 

 

2009年6月29日
在重慶日本国総領事館

 1.6月29日現在の中国西南地域における新型インフルエンザ感染状況は以下のとおりです。

 (1)四川省 感染例47件 治癒例32件

    最近の感染確定例

 

確認日

詳細

備考

第33例

6月23日

中国籍。成都市伝染病医院で隔離治療。

24日省政府発表

第34例

6月24日

中国籍。成都市伝染病医院で隔離治療。

25日省政府発表

第35例

6月25日

中国籍。成都市伝染病医院で隔離治療。

26日省政府発表

第36-37例

6月26日

米国籍。第六人民医院で隔離治療。

27日章政府発表

第38-47例

6月27日

米国籍。成都市伝染病医院で隔離治療。

28日省政府発表

 

(2)重慶市 感染例5件 治癒例1例

最近の感染確定例

 

確認日

詳細

備考

第2例

6月22日

中国籍。米国で短期研修に参加。重6月16日ニューヨーク発UA851便で北京到着後、CA4142便に乗り換え重慶に到着。20日から症状が現れる。重慶市公共衛生医療救急治療センターで隔離治療。

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第3例

6月26日

中国籍。米ニュージャージ州ニューアークからCO89便で24日15時北京到着。24日18時北京発CZ8106便で重慶に到着。25日より発熱。市公共衛生医療救急治療センターで隔離治療。

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第4例

6月26日

米国系中国人。21日ロサンゼルスから上海に到着、22日に飛行機で重慶へ。25日から発熱。市公共衛生医療救急治療センターで隔離治療。

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第5例

6月26日

中国籍。南岸区で医学観察中に症状が確認される。市公共衛生医療救急治療センターで隔離治療。

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  (3)貴州省 感染例5件 治癒例5件

(4)雲南省 感染例1件 治癒例1件


2. 中国における感染数は着実に増加しています。感染例の多くは外国で感染して帰国後に発症した外国由来のものですが、中国国内における2次感染例や、疫学調査でも感染源が判明しない感染例も複数例が発生しています。現時点では中国国内でコミュニティレベルの持続的な感染が発生しているとまではいえませんが、そのリスクは高まっており、在留邦人の皆様方におかれては引き続き中国国内の状況に関する関連の情報に注意しつつ、冷静に対応し、手洗い、うがいの励行、及び外出時に人混みに入る場合のマスクの着用等の感染防止対策の一層の徹底をお勧めします。

  

    (問い合わせ先)

○外務省新型インフルエンザ相談窓口(海外への渡航関連)
電話:(代表)03-5501-8000
(内線)4101、4102


○外務省海外安全ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp/
(携帯版):http://www.anzen.mofa.go.jp/i/

(関連ホームページ)


○厚生労働省ホームページ(新型インフルエンザ対策関連情報)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html


○世界保健機関(WHO)ホームページ(新型インフルエンザ関連)
http://www.who.int/csr/disease/swineflu/en/(英語)


○CDC(米国疾病予防対策センター)
http://www.cdc.gov/h1n1flu/(英語)


○農林水産省ホームページ(新型インフルエンザ関連情報)

http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/anpo/pdf/shininful.html